今夏はずっと、サトくんの理科自由研究を
いっしょに手伝いしてきましたよ
ママはもっと近くで、蝶の育成観察
8月中旬までのデータを20枚の
プレゼンテーション(パワーポイント)でまとめ提出
昆虫を科学するのはホント難しくって
定義に値する考察にたどり着くのは
至難の業です。
なんとなくわかっている道筋で
さりげなくまとめたところで、評価は低いわけで
「ご苦労様」の一言くらいかなぁ
ただ、目指すのは「生物学者」
本人の観察力は常人のソレとは全く違う
同じ場所に居続けて2時間
そして思い通りのシチュエーションで遭遇
蝶にとって万能の食草「キハダ」
芽吹いた新芽にアゲハチョウのお母さんが
間違えずに卵を産み付けます
コレだけでもすごいこと
「モンキアゲハ」も庭に遊びにやってきました
山歩きのときに出会う蝶です。
大きくって、飛行能力も高いです。
一気にアゲハチョウの仲間が庭に来て
遊び、飛び交うシーン
そんな中でも「小型化している昆虫」が
サトくんの中では心配事
うちの研究室から放蝶されたアゲハチョウ
かなり小型で、庭に戻ってくると
すぐにわかる様子。
自分は出社中で写真は見ていませんが
羽化を立ち会ったのは私です。
アブラゼミの小型化も成虫で30mm以下があって
ずっと昔にニイニイゼミがいなくなったように
アブラゼミも近い将来いなくなってしまうのでしょうか?
アゲハチョウを飼育すると苦労するのが
蜜皿があっても、自分からは吸ってくれないこと
悩みに悩んで「哺乳瓶型ポカリスエット」吸い口スポンジ
今夏の猛暑に作り上げたチョウドームの飼育を諦め
エアコン下の多目的室を使用。
こちらも猛暑で育ってくれません。
多くのジャコウアゲハが羽化しましたが
これがね、1匹ずつ性格が違うんです。
「フワフワ飛んでかわいい」と聞いていたけれど
実際は、単純に飛ぶのが苦手な蝶
秋も深まり始めると、昆虫たちも
いなくなっていくわけで「終焉」近い。
この子は
誰に対しても、人懐っこい
人のアタマの周りをフワフワ飛んで
一番に飛ぶのが上手でした。
手の中で、こぼれた水を口を伸ばして吸ったり
手のひらに着陸したり
Tシャツの胸に張り付いて
肩にのたっり、、役者さんでしたね。
本日 2024年9月22日(日)秋分の日
サトくんの介抱にもかかわらず
最後に口を伸ばして水を吸い
手のひらの上で逝きました。