14時半過ぎに
「STEAMフューチャー」の勉強会が終わり
すぐに、ふたりで山歩きに出掛けます
「キハダ」に産み付けられた
アゲハチョウ類のタマゴが孵化して幼虫になって
このままでは「キハダ」がまた
丸坊主になってしまうので
保護して、次の研究課題にするわけで
越冬する「蛹」がテーマになります。
サトシくんのメイン研究対象は
「ジャコウアゲハ」で
食草は「ウマノスズクサ」
非常に稀な植物で
この食草がなければ生きれない蝶です
それが何を意味する?
ミカン系の葉を食い荒らす芋虫は
たとえばミカン農家さんにとっては「害虫」
1匹ずつ駆除してあげれば問題ありません。
最近の農薬は実に優れていて
「脱皮阻害剤」
これは益虫を殺さずに葉を食い荒らす「害虫」
幼虫の脱皮をさせずに駆除する薬剤です
自分は大学で「農薬化学」を学びましたので
どちらかと言えば、「駆除」する側の「科学」だったわけです
その後は医薬品製造メーカーに就職して
医薬品の販売をするので
「効力を発揮する薬剤」に関わるお仕事を続けてきました。
ですから
優秀・有益な農薬には興味が尽きません。
「面白い」って普通に思います。
ただ、迷惑になる害虫の範疇に入れてしまうのは
可哀そうな気もする今日この頃。
来年は自宅庭での「ジャコウアゲハ」の研究を
する予定です。フワフワ飛んでかわいい蝶です
しかも、食草から言っても「害虫」にはならない
アゲハ蝶類の1種
絶滅危惧種でもあります。
「カラスザンショウ」
アゲハ蝶類にとって、大好きな食草です
少し、葉っぱを分けていただきました。