







【高校女子サッカー】藤枝順心が大会史上初の3連覇!決勝での5得点は最多タイ記録 快挙に選手は歓喜の涙
2025年1月12日 16:56

決勝戦が行われ、藤枝順心(静岡)が神村学園(鹿児島)を5-0で下し、3大会連続8度目の優勝を飾った。3連覇は大会史上初の快挙。
藤枝順心は前半4分、右サイドを駆け上がったFW藤原凛音の右足シュートがネットに突き刺さり、幸先よく先制に成功。同12分には左CKを獲得し、ゴール前の混戦をDF柘植沙羽が押し込み追加点を挙げた。さらに、同40分にはMF鈴木由真が右サイドから豪快なミドルシュートを放ちリードを広げた。
なでしこジャパンのニルス・ニールセン監督、日本サッカー協会の佐々木則夫女子委員長が来場しピッチを見つめる中、後半19分には右CKにファーサイドのDF尾辻夏奈が頭で合わせ4点目を奪った。同42分にはFW弦間結月が右クロスに頭で合わせ5点目。決勝での5得点は1996年大会の埼玉(現・埼玉平成)に並ぶ最多記録となった。試合終了を告げる笛が鳴ると、選手は抱き合い、歓喜の涙を流した。今大会は近江兄弟社(滋賀)との初戦で17得点を挙げるなど、6試合39得点。守備でも無失点と驚異的な強さを示した。
過去4校が5度挑戦もこれまで3連覇は果たせなかった。藤枝順心も2019、20年度大会で連覇を達成したものの、21年度はベスト4止まり。それでも2度目の挑戦で高校女子サッカーの最強女王が歴史の扉を開いた。
▼MF植本愛実 たくさんの方が応援してくれていたので最高です。(仲間に)自分たちが目指したものに向かって一緒に戦ってこられた。苦しい時もたくさんの人が支えてくれたので感謝したいです。
「絶対女王」成る!!藤枝順心、選手権史上初3連覇で史上最多8度目優勝!!夏冬5季連覇の偉業!!
25/1/12 17:49

選手権3連覇を決めた藤枝順心
[1.12 全国高校女子選手権決勝 神村学園 0-5 藤枝順心 ノエスタ神戸]
第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会は、藤枝順心(静岡2)が神村学園(鹿児島)を5-0でくだし同校の選手権史上最多を更新する8度目の優勝を史上初の3連覇で飾った。
今大会から47都道府県代表に5チームを加えた52チーム参加へと大会規模が拡大する中、無失点優勝で強さを見せつけた。これで藤枝順心は夏のインターハイを含め5季連続日本一。前代未聞の歴史を刻むチームが掲げてきた「絶対女王」のスローガンを見事成就させた。藤枝順心の中村翔監督は試合後「完全優勝じゃないですか」と胸を張った。
藤枝順心はここまで無失点、神村学園も1失点と、両チームともにハイプレスを軸とする堅守が持ち味だが、藤枝順心は前半4分、インターセプトからショートカウンターになった形で、フリーで受けたFW藤原凛音(3年)がファーストシュートをいきなり決める。
「(前半序盤は)0ー0も想定内とする中、意図した形で得点を奪えた。より勢いをつけるためにも重要な先制点」(藤枝順心・中村翔監督)を挙げた藤原は、昨年度の偉大なFWたちからポジションを引き継ぎ、重圧と戦ってきた。「終わったからいえるけどすごいプレッシャーで。今度は自分が勝たせると思ってやってきたけど、結果がついてこないで。でも自分が決めようとするほどチームの雰囲気もよくならない」と悩んだ先に、チームのために気持ちを切り替えて臨んだ今大会で大仕事を成し遂げた。
さらに11分、藤原の左CKから混戦になったところをDF柘植沙羽(3年)が押し込み追加点。「後輩たちを引っ張る意味でリーダーシップをとり続けてきた」1年次から試合に出続けてきた守備の要が、得点でも貢献。「かっこいいゴールではなかったですけど」と本人も笑顔だ。
神村学園は運動量に裏打ちされたハイプレスを試みるが、藤枝順心は受け手のポジショニングがよく圧を回避。狭い局面をつなぎ、それからワイドに展開する形でいなす。
逆に神村学園はブラスバンドの大音響に背中に押され、球際の強さと走力で藤枝順心のハイプレスをかいくぐりかける。しかし藤枝順心は前線から最終ラインまで予測に基づいた連動でボールホルダーを追い込む。強引に突破しても、安定度の高いCB柘植と永田優奈(3年)が控えており決定機を作れない。藤枝順心の中村監督が言う「ボールを握らせてゲームを握った」形。神村学園はポジションチェンジを交えながらダイレクトパス、速攻など、いくつく策を仕掛けたがケアされてしまった。
そして40分、MF鈴木由真(2年)が素早い右足の振りからゴラッソを決め3-0とした。
後半、神村学園はゲームキャプテンDF森田こころ(3年)に代えFW原口鈴音(2年)を投入。3バックに変更して攻勢に出る。
8分にはMF新原由菜(3年)が、13分には原口がペナルティエリア内からシュート。今大会無失点の藤枝順心ゴールを脅かす。
神村学園ペースとなった後半だったが、藤枝順心は19分、左CKから最後はDF尾辻夏奈(3年)が頭で押し込み4点目。傾きかけた流れをセットプレーから取り戻す。41分には右サイドからのクロスをFW弦間結月(3年)が大会得点王(8点)を決定づけるヘディングシュートを決めダメ押しの5点目を奪った。
終わって見れば、大会39得点0失点という圧倒的内容で藤枝順心の選手権3連覇。
一方で、神村学園も1点を奪おうと最後まで走り切る献身的な姿、ボールを追う姿にこれまでの思いがぞんぶんに出ていた。
「ボロ負けしたな、と。今大会言い続けてきたのは、あえてこの時代だからこそ『根性と気合い』だと。そこを考えて相手に向かっていく知恵を引き出してほしい。それを身につけて成長できた選手権でした。そして(今日の試合を経て)これからの人生でどうひっくり返すか。負けたままで終わるなと伝えました」(神村学園・寺師勇太監督)
52チームが参加した今大会、それぞれの思いが表現されたピッチ。藤枝順心の「絶対王者」と同時に、高校女子サッカーの新たな歴史が始まった。その意味でも記憶にとどめておくべき大会となった。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 伊藤亮)






藤枝順心、高校女子サッカー史上初の3連覇! 6試合で39得点無失点

第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会決勝が12日に行われ、藤枝順心(静岡県②)が大会史上初となる3連覇を果たした。
決勝で神村学園(鹿児島県)と対戦した藤枝順心は、アルビレックス新潟レディース内定のFW藤原凛音、ちふれASエルフェン埼玉内定のDF柘植沙羽のゴールで幸先よく2点を先行する。さらに鈴木由真が豪快なミドルシュートを突き刺して3点リードで折り返すと、後半には尾辻夏奈が追加点。終盤には得点ランキングトップの弦間結月の今大会8点目も生まれ、大量5点を奪って完封勝利を収めた。
藤枝順心は初戦で近江兄弟社(滋賀県)に17-0で勝利するなど、6試合で39得点無失点。通算8度目の優勝で最多優勝記録を自ら塗り替えた。
【高校女子サッカー】藤枝順心が史上初の3連覇 5ゴールで神村学園下して5季連続V
[2025年1月12日19時59分]

全国高校女子サッカー選手権決勝で先制点を決めた藤枝順心FW鈴木凛音(11番)とFW弦間結月
<全国高校女子サッカー選手権:藤枝順心5-0神村学園>◇決勝◇12日◇ノエビアスタジアム神戸
藤枝順心(静岡2)が神村学園(鹿児島)を下して、史上初の3連覇を達成した。
前半4分にFW藤原凛音(3年)が右足で決めて先制すると、同12分には左CKからDF柘植沙羽(3年)が押し込んで追加点。推進力のある神村学園の攻撃を受けても体を張って守ると、同アディショナルタイムにはMF鈴木由真(2年)が右から持ち込んでビューティフル弾で3点目を挙げた。
優勢に進める藤枝順心は後半も止まらなかった。後半19分に右CKからDF尾辻夏奈(2年)が頭でGKの頭上を抜いて4-0とすると、同41分に右クロスを弦間結月(3年)が頭でゴール左隅へ流し込んで5点目。ゴールラッシュで優勝をつかみ取った。
藤枝順心は22年冬の全日本選手権から総体を含めて5季連続の全国制覇。日ノ本学園(兵庫)以来2校目となる快挙を成し遂げた。









【高校女子サッカー】藤枝順心どん底から偉業、前人未到の3連覇 県大会決勝まさかの敗戦から
[2025年1月13日4時45分]
<全国高校女子サッカー選手権:藤枝順心5-0神村学園>◇決勝◇12日◇ノエビアスタジアム神戸
藤枝順心(静岡2位)が決勝で神村学園(鹿児島)を5-0で下し、史上初の3連覇を達成した。前半4分に、WEリーグアルビレックス新潟レディースに進むFW藤原凛音(3年)が決めた先制点を皮切りに、前半だけで3ゴール。緩めることなく後半にも2度ネットを揺らし、守っても無失点で単独最多の8度目V。これで22年冬から5季連続V。日ノ本学園(兵庫)に並ぶ偉業を成し遂げた。
◇ ◇ ◇
王者らしい盤石の試合運びで、藤枝順心が前人未到の3連覇を成し遂げた。
決勝での歴代最多に並ぶ5ゴール、3度目となる大会無失点Vと攻守でライバルを圧倒し、自分たちの持つ優勝記録を「8」に更新。MF植本は「今まで味わったことのない優勝で、最高っていう言葉しかない」と喜びを爆発させた。
大記録達成に向け、選手は日常から意識を高めて過ごしてきた。部室には「絶対王者」と口にして入室。「言葉にすることで常に意識するように」。常勝軍団としてのプライドを磨き続け、冬の戦いに挑んだ。
しかし静岡県大会決勝では常葉学園橘に敗戦。今大会には静岡の2番手として出場することになった。王者としての自信が大きく揺らぐ敗戦に、FW藤原は「本当に苦しくて『このままで大丈夫なのかな』と暗くなった」。一気にどん底に突き落とされた。そんなチームを引き上げたのが「絶対王者シート」だった。ダブル主将のMF佐藤と植本の2人が作成。植本は「3連覇は誰も成し遂げていない。今までと同じではなく、何か新しいことを始めないとできない」と説明。1~3年生が、目標や意識を共有。負けて泣いた3年生を見て、取り組みを変えようとする下級生の考えも伝わり、よりコミュニケーションが増えた。戦術の落とし込みにもつながり、チームが一体となって戦えるようになった。
最後は、中村監督が「この子たちなら3連覇を必ずやれると思っていた。気持ち良く送り出すだけだった」と信じるまでの状態に持ち直しての完勝。藤原は「終わったから言えるけど、本当にプレッシャーが半端なかった」。決して順風満帆ではなかったが、藤色の最強軍団は最後に再び頂点に立った。【永田淳】
○…DF柘植が攻守両面で勝利に貢献した。1-0の前半12分には左CKにつめて貴重な追加点を決め、守備では相手に自由を許さない対応で無失点Vの立役者に。「粘り強い守備ができて、自分たちの良さを出し切れた」と喜びをかみしめた。試合を視察したなでしこジャパンのニールセン監督から「興味深い選手」と評価されたDFは「壁みたいな存在になりたい」と、卒業後に入団するWEリーグ埼玉での成長を誓った。
藤枝市の北村正平市長(78) 大会史上初の3連覇、8回目の優勝おめでとうございます。全国大会制覇は実に5連覇であり、歴史に名を刻む偉業を成し遂げ、まさにサッカーのまち藤枝、サッカー王国静岡の面目躍如です。皆さんの活躍が、何よりも感動と勇気を与えてくれました。市民、県民はもちろんのこと、関係する皆さんと喜びたいと思います。さらなる高みを目指して、一緒に頑張りましょう。
高校女子サッカー絶対王者の藤枝順心 史上初3連覇 8度目制覇に決勝最多タイ5得点など記録ラッシュ
2025年1月13日 6時5分スポーツ報知


前半4分、先制ゴールを決める藤枝順心・藤原(左)

前半12分、追加点を決める藤枝順心・柘植
◆サッカー ◇全日本高校女子選手権 最終日 ▽決勝 藤枝順心5―0神村学園(12日、兵庫・ノエビアスタジアム神戸)
藤枝順心が歴史に残る偉業を成し遂げた。決勝が行われ、神村学園(鹿児島)に5―0の完勝。史上初の3連覇、史上2校目となる総体も含めた全国5連覇を達成した。前半4分FW藤原凛音(3年)=新潟内定=が先制弾。同12分にはDF柘植沙羽(3年)=ちふれ埼玉内定=が加点して突き放した。6戦全て完封し計39得点。異次元の強さで史上最多を更新する8度目の頂点に立った。
涙する者、安堵(あんど)する者、満面の笑みを浮かべる者、思い思いの表情で感慨に浸った。藤枝順心を含め過去4校が5度挑戦して果たせなかったV3。全試合完封、計39得点の圧倒的成績で飾ってみせた。中村翔監督(36)は「この子たちならやれると思っていた」と孝行娘たちをたたえた。
WEリーグ内定組が火を付けた。前半4分、MF葛西唯衣(3年)の縦パスに反応した藤原が右足で放り込んだ。「メディアで自分以外の人が“エース”と記事に出ていて反骨心にしてきた。自分がエースだと」と今大会6号に胸を張った。同12分には藤原の左CKのこぼれに柘植が食らいつき加点。「流れを持ってくることができた」。センターバックとしても要所で体を張り、4大会ぶり3度目の無失点Vに大きく貢献。「チームみんなで粘り強い守備ができた」と感謝した。
女王への道は平たんではなかった。昨秋の県決勝では常葉大橘に0―1。MF植本愛実(3年)=千葉内定=、MF佐藤ふう(3年)のダブル主将を中心に足元を見つめ直した。「絶対王者」を合言葉に、サッカーや私生活の反省点、課題を各自が記すシートを取り入れた。学年の垣根を取り払い、お互いに書いたものをチェック。足りなかったコミュニケーションが活発になった。「目標への執着は一番成長できた」と佐藤。後半45分からピッチに入る際は、大会中に約束した通り植本からキャプテンマークを受け取った。目に見えない固い絆が、強さの根底にあった。
今後、植本ら3人はWEリーグへ、その他の選手も大学で競技を続ける。試合後のロッカー、植本は「ここに帰ってくるんだよ」と後輩へバトンを渡した。V4、さらにその先へ。女王の系譜は受け継がれる。
(武藤 瑞基)
◆藤枝順心の記録ラッシュ
▽優勝回数 過去7度はすでに最多。自校が持つ記録を8に伸ばした。
▽無失点V 過去4校が達成。順心は唯一複数回(17、20年度)達成し、今回は3度目となる。
▽決勝スコア 5得点は96年度に記録した埼玉(5〇1)と並び最多。5点差は過去最大。