台風3号
台風3号(グチョル・GUCHOL)
概況
実況
実況日時 | 08日03時現在 | 中心気圧 | 994hPa |
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大きさ | --- | 中心位置 | 北緯 15度25分 東経 132度35分 |
強さ | --- | ||
存在地域 | フィリピンの東 | 中心付近の 最大風速 |
23m/s |
方向・速さ | 西北西に10km/h | 最大瞬間風速 | 35m/s |
15m/s以上の 強風域 |
東に440km 西に330km |
25m/s以上の 暴風域 |
--- |
予報
24時間後 (09日03時) | |||
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予報日時 | 09日03時 | 中心気圧 | 980hPa |
大きさ | --- | 予報円の中心 | 北緯 16度50分 東経 130度35分 |
強さ | --- | ||
存在地域 | フィリピンの東 | 中心付近の 最大風速 |
30m/s |
方向・速さ | 北西に10km/h | 最大瞬間風速 | 45m/s |
予報円の半径 | 65km | 暴風警戒域 | 全域で140km |
48時間後 (10日03時) | |||
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予報日時 | 10日03時 | 中心気圧 | 965hPa |
大きさ | --- | 予報円の中心 | 北緯 18度10分 東経 129度55分 |
強さ | 強い | ||
存在地域 | フィリピンの東 | 中心付近の 最大風速 |
35m/s |
方向・速さ | 北北西にゆっくり | 最大瞬間風速 | 50m/s |
予報円の半径 | 110km | 暴風警戒域 | 全域で260km |
72時間後 (11日03時) | |||
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予報日時 | 11日03時 | 中心気圧 | 950hPa |
大きさ | --- | 予報円の中心 | 北緯 20度35分 東経 130度50分 |
強さ | 強い | ||
存在地域 | 日本の南 | 中心付近の 最大風速 |
40m/s |
方向・速さ | 北北東に10km/h | 最大瞬間風速 | 60m/s |
予報円の半径 | 185km | 暴風警戒域 | 全域で390km |
96時間後 (12日03時) | |||
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予報日時 | 12日03時 | 中心気圧 | 960hPa |
大きさ | --- | 予報円の中心 | 北緯 24度20分 東経 133度35分 |
強さ | 強い | ||
存在地域 | 日本の南 | 中心付近の 最大風速 |
40m/s |
方向・速さ | 北北東に20km/h | 最大瞬間風速 | 55m/s |
予報円の半径 | 260km | 暴風警戒域 | 全域で430km |
120時間後 (13日03時) | |||
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予報日時 | 13日03時 | 中心気圧 | 970hPa |
大きさ | --- | 予報円の中心 | 北緯 29度10分 東経 139度05分 |
強さ | 強い | ||
存在地域 | 日本の南 | 中心付近の 最大風速 |
35m/s |
方向・速さ | 北東に30km/h | 最大瞬間風速 | 50m/s |
予報円の半径 | 370km | 暴風警戒域 | 全域で500km |
※台風の中心は必ずしも予報円の中心を結ぶ線に沿って進むわけではありません
台風3号「強い」勢力で日本の南を北上へ また梅雨前線を活発化 警報級大雨の可能性
2023年06月07日11:27
石榑 亜紀子
昨夜、フィリピンの東で台風3号が発生。次第に勢力を強め、9日午前9時には「強い」勢力となり、12日にかけて暴風域を伴ったまま、「強い」勢力を維持して、日本の南を北上する見込み。本州付近は梅雨前線が停滞。台風2号の時と同じく前線を活発化させ、警報級大雨の恐れも。
台風3号「強い」勢力で日本の南を北上へ 台風が離れていても影響
昨夜、フィリピンの東で台風3号が発生しました。今後、次第に勢力を強め、9日午前9時には、フィリピンの東で「強い」勢力となる見込みです。
暴風域を伴ったまま、「強い」勢力を維持して、日本の南を北上し、12日午前9時には、日本の南に位置し、中心気圧は950hPa、「強い」勢力を維持したまま、時速20キロで北北東へ進む見込みです。
12日(月)ごろの予報円が大きく、進路や進むスピードに幅がある状況です。また、この先も本州付近には梅雨前線が停滞するとみられます。
このことから台風2号の時と同様、台風の北上前から梅雨前線の活動を活発化させ、西日本から東日本にかけて、大雨をもたらす恐れがあります。
台風周辺の湿った空気流入 また梅雨前線が活発化する恐れ
8日~9日 西・東日本で「警報級大雨」の恐れ
きょう7日は、いったん梅雨前線は日本の南に下がっていますが、あす8日は西から再び北上する見込みです。
台風3号はまだ離れているものの、台風周辺の湿った空気が前線に流れ込み、前線の活動が活発化するでしょう。
前線付近で、大雨をもたらすような活発な雨雲が発生しやすくなるため、あす8日から9日にかけて、大雨に注意、警戒が必要です。
九州は早ければ午前中から、中国、四国は昼頃には広く雨で、雷を伴った激しい雨や、非常に激しい雨の降る所もある見込みです。
近畿や東海は夕方から雨で、夜は本降りになるでしょう。
関東も夜は所々で雨が降り、次第に強まる見込みです。
9日も雨が続き、九州から関東にかけて、警報級の大雨となる可能性があります。
〈予想降水量〉
9日12時までの24時間に予想される雨量(多い所)
九州南部 200から300ミリ
九州北部地方、四国地方、近畿地方、東海地方、関東甲信地方 100から200ミリ
奄美地方 100から150ミリ
の見込みです。
先日2日から3日には、梅雨前線と台風2号によって「線状降水帯」の発生が相次ぐなど、記録的な大雨が降ったばかりです。
少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まりやすい地域があります。
まだ地盤が緩んでいる中、再び大雨となる恐れがありますので、新たな災害が発生しやすい状況になってきます。
西日本から東日本にかけては、土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒、注意してください。情報に注意し、危険な行動はとらず、安全な場所でお過ごしください
あす8日~9日 九州~関東甲信「警報級大雨」の恐れ
前線に向かって、熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込むため、再び前線の活動が活発化する見込みです。あす8日から9日にかけて、西日本から東日本で「警報級大雨」となる恐れがあります。
九州ではあす8日昼ごろから9日にかけて、一気に道路が冠水するような、非常に激しい雨の降る所があるでしょう。四国や近畿、東海、関東甲信でもあす8日夜から9日にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
先日、2日から3日にかけて、各地で「線状降水帯」が相次ぐなど、記録的大雨となったばかりですが、大雨の降った場所でも、再び非常に激しい雨や激しい雨が予想されています。
少しの雨でも、土砂災害発生の危険度が急激に高まり、新たな災害が発生する恐れがありますので、厳重に警戒してください。
予想降水量 少ない雨量でも災害リスク 急激に高まる恐れ
関東甲信も梅雨入りへ その後も前線停滞・台風北上
関東甲信地方でも、再び大雨となる恐れがあります。前回の大雨後、復旧作業中の方もいらっしゃると思いますが、再び災害のリスクが急激に高まる恐れがあるため、作業は雨の情報を確認しながら、計画的に無理のないようにしてください。
まだ梅雨入りが発表されていない関東甲信地方は、あさって9日には梅雨入りするとみられますが、この先も、梅雨前線が停滞しやすく、雨の降る日が続きますので、しっかりと大雨の対策を進めてください。
また、台風3号の今後の進路によって、週明けの天気が大きく変わりそうです。
※週間天気図では台風も「低」として、表現しています。
台風3号 「強い」勢力で日本の南を北上へ 動向に注意
暴風域を伴ったまま、「強い」勢力を維持して、日本の南を北上するでしょう。
12日頃の予報円が大きく、進路や進むスピードに幅がある状況です。また、この先も本州付近には梅雨前線が停滞するとみられます。
このことから台風2号の時と同様、台風の北上前から梅雨前線の活動を活発化させ、西日本から東日本にかけて、大雨をもたらす恐れがあります。
大雨のタイミングは2回あります。
1回目はあす8日から9日にかけて、そして2回目が週明け12日~13日となりそうです。情報に注意し、早めに大雨に備えてください。