さて、今年の「花粉」はいかがなものか?
先日、内科ホームドクター受診時
「もう、投薬がはじまってるよ」
患者さん用の啓蒙資料がデスク上に
我が家でも
自分とさとしくんが
それっぽい、くしゃみ
早目に服用しなきゃ、、イヤな予感。
我が家の花粉症は
さとし> ママ >自分
一番の軽症の部類のはず、、だった
しかし、前年2023年は
「こんなに長期間服用したことないのに」
「なんの花粉?」
最後まで症状がなくならなかった・・・。
もちろん、先日の受診時に投薬をしていただきました。
我が家の場合
自分は「アレグラ」 (一般名 フェキソフェナジン)
ママは「クラリチン」(一般名 ロラタジン)
さとし「ザイザル」 (一般名 レボセチリジン塩酸塩)
どの製剤にも後発品があり、ゾロ品を服用します。
2024年 春の花粉飛散予測(第2報)
~スギ花粉の飛散開始は2月上旬 ほぼ例年並み~
・飛散量は、例年よりやや多い傾向 北海道のシラカバ花粉は非常に多い
・2023年の春に比べると九州から東北南部は減少傾向
2024年 スギ花粉の飛散開始時期
スギの雄花は、初冬に冷え込みが厳しいと休眠打破が順調に進み、休眠から目覚めた後は、暖かいほど開花が早くなる傾向があります。この冬の気温は、12月から2月にかけて平年より高く推移する見通しです。初冬に冷え込む日が続かないことから、休眠打破が遅れる見込みです。一方、真冬から春先に寒さの和らぐ日が現れるため、休眠から目覚めた後は、雄花の成長が比較的順調に進むと予想します。このため飛散開始の時期は、おおむね例年並みになるでしょう。北陸から東北にかけては、例年並みか例年より早い見込みです。
スギ花粉は、飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めます。2 月上旬に飛散開始が予想される地域では、1 月のうちから早めに花粉対策を始めるとよいでしょう。
※飛散開始日とは、 1 平方センチメートルあたり 1 個以上のスギ花粉を 2 日連続して観測した最初の日
2024年春の花粉飛散量
花粉の飛散量は前年夏の気象条件が大きく影響します。気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は、花芽が多く形成され、翌春の飛散量が多くなる傾向があります。2023年の夏は猛暑となったため、2024年春の飛散量はほとんどの地域で例年よりやや多いでしょう。花粉症のかたは、万全な対策を行ってください。
各地域の花粉飛散傾向
前シーズン比では、北陸・関東甲信は60%と少ない、九州・四国・中国・近畿は70~80%とやや少ない、東海は90%と前シーズン並みの見込みです。東北は180%と多いですが地域によって差が大きく、東北南部は少なく、東北北部は非常に多いでしょう。北海道は600%以上で非常に多い見込みです。
【花粉の種類について】
北海道はシラカバ、その他はスギ・ヒノキ花粉の飛散量を表します。
【飛散量に関する言葉の説明】
非常に多い :前シーズン (例年)の200%以上
多い :前シーズン (例年)の150%以上200%未満
やや多い :前シーズン (例年)の110%以上150%未満
前シーズン(例年)並 :前シーズン (例年)の90%以上110%未満
やや少ない :前シーズン (例年)の70%以上90%未満
少ない :前シーズン (例年)の50%以上70%未満
非常に少ない :前シーズン (例年)の50%未満
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前シーズン :2023年シーズン飛散量
例年 :過去10年(2014~2023年)の平均値
【2023年夏の気象に関する言葉の説明】
平年 :1991~2020年の平均値
予測の根拠①2023年夏の気象条件
予測の根拠②2023年春の花粉飛散量
2023年春の花粉飛散量は、例年を上回った所が多く、九州から東北南部にかけての広い範囲で多いまたは非常に多くなりました。一方、東北北部と北海道は、例年より少ないまたは非常に少なくなりました。2024年は、九州から東北南部は前シーズンより減少傾向、東北北部から北海道は増加傾向になると考えられます。
予測の根拠③スギ雄花の花芽調査
予測の根拠のまとめ
このことから、2024年春の花粉の飛散量は、2023年に比べると広い範囲で少ない傾向になるでしょう。それでも今夏の猛暑の影響で、ほとんどの地域で例年よりやや多くなると予想します。
今回発表する花粉飛散量の予測は、2023年9月28日に発表した「日本気象協会2024年 春の花粉飛散予測(第1報)」の内容を花芽調査の結果を考慮して修正しました。東海・関東甲信・北陸・東北は、例年比または前シーズン比が1ランク程度少ない傾向になった都県があります。
2024年スギ・ヒノキ花粉飛散数の予測値マップ
花粉の飛散数はほぼ全国的に大量飛散であった2023年より少ない見通しですが、ほとんどの地点で要注意レベル(2,000個/cm2以上)※を超えると予測されています。
※:花粉に対して十分な注意が必要とされる飛散量
2024年の花粉飛散量の傾向
春に飛散するスギやヒノキの花粉数は、前年夏の気象条件と前年春の花粉飛散量に大きく関係します。特にスギやヒノキの雄花が形成を始める6月から7月の日照時間が最も影響しています。2023年夏の日照時間は西日本の一部で平年より少なかったものの、東日本を中心に猛暑で日照時間も平年並み以上となりました。また、花粉が多かった翌年は、花粉飛散数が少なくなる傾向がみられます。2023年春のスギやヒノキの花粉数は、全国的に大飛散となりました。以上より、2024年春の花粉飛散数は2023年より少ない見通しですが、東海から北の地方では、例年(過去10年間の平均)並みか例年より多くなり、ほとんどの地域で要注意レベル(2,000個/cm2以上)※を超えると予測されています。花粉症は花粉飛散量がある一定のレベルまで上昇すると発症します。また暖冬の影響で飛散開始が例年より早くなる見込みのため、本格的に花粉が飛び始める前の症状の軽いうちから鼻炎薬を飲んでおくなど、早めの対策が重要です。